特別講演


『言葉を扱うAIと、語学教育の意義』
[中部講堂]

講演者 川添 愛(前国立情報学研究所特任准教授、作家)

講演の紹介:
川添 愛先生は長崎県出身.九州大学・同大学院で言語学を専攻(博士号を取得)され,その後,津田塾大学女性研究者支援センター特任准教授,国立情報学研究所社会共有知研究センター特任准教授などを歴任されました.先生の研究のポイントは「人工知能と人・言葉」です.近年,ご研究をもととした著書『働きたくないイタチと言葉がわかるロボット』『自動人形の城(オートマトンの城)』などが立て続けに上梓され,「こんなにAIを理解しやすい本はかつてない」と大きな注目を集めています.
AIが人間と「対峙する」場面を目の当たりにすることが多くなった現在にあって,人工知能の得意なこと・苦手なこととは何か,またそれが人間の得手・不得手と何が違うのか,そして人間にとって言葉を学ぶ意義とは一体何なのか等,言語教育に携わる教師として知っておくべき情報が満載の講演になるはずです.