実行委員長 挨拶

第21回小学校英語教育学会(JES)関東・埼玉大会をふりかえって

 「小学校英語教育の新しいカタチ 全面実施2年目で見えてきた成果と課題」というテーマのもと、第21回小学校英語教育学会(JES)関東・埼玉大会を開催することができました。新型コロナウィルス感染防止のため、昨年度の中部・岐阜大会に続き、本年度もオンラインでの開催となりましたが、全国から数多くの皆様がご参加くださり、参加申し込み数は500名を超えました。

 オンラインでの開催でしたが、今大会も課題研究、ワークショップ、シンポジウム、講演、自由研究発表と、例年とほぼ変わらない内容でお届けることができました。オンライン開催は、PCやダブレットなどのディバイスをご用意いただいたり、ネット環境を整えていただいたりと、皆様のご協力がなければ成立いたしません。心より感謝申し上げます。

 小学校英語教育学会の大会は各ブロックの持ち回りで開催されております。もともと関東ブロックでの大会は2020年の7月に開かれる予定でしたが、東京オリンピックと重なるため、中部ブロック(岐阜)と時期を交換し、2021年7月に開催することになりました。ところが、ご存知の通り、新型コロナウィルスの感染拡大により世の中は大きく変わり(オリンピックも一年延期されました)、私たちも大会開催方法を根本から見直すこととなりました。オリンピックを避けるために期日を10月に変更し、開催方法もオンラインに変更しました。幸い、前年度に中部ブロックの皆様がオンラインで大会を開催してくださったので、私たちはそこでのノウハウを頂きながら準備を進めることができました。

 大会当日に至るまで、実行委員会で何度もオンラインの会議を重ね、準備を進めてまいりました。特に、事務局長の新海かおる先生のご活躍無しには本大会を成功裏に終えることはできませんでした。また、プラットフォームをご提供くださったライブエアテクノロジーズ様にも心より御礼申し上げます。

 実行委員を中心に全力を尽くしたつもりでございますが、慣れないオンラインでの開催ということもあり、行き届かないことも多く、ご迷惑をお掛けしたかもしれません。ご不快な思いをされた皆様、ご心配をされた皆様に心よりお詫び申し上げます。

 コロナ禍の収束がまだ見通せない昨今ですが、この大会がご参加いただいた皆様のお役に立に、明日への活力のきっかけをお届けできたのであれば、実行委員会としてこれに勝る喜びはありません。

 来年度に四国でお会いできることを楽しみにしております。

第21回JES小学校英語教育学会関東・埼玉大会実行委員長 及川賢(埼玉大学)